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大型株の特徴を知ると初心者に向いてることがわかる

茅場町の内藤証券の株価ボード 銘柄選び
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初心者は今後につながる銘柄を買うべきかも

(上の画像には大型株もあればそうではない銘柄も載っています。)

株式投資のまったくの初心者の場合、最初にどれを買えばよいのか迷うでしょう。昔の筆者もそうでしたし、今でも迷う場面はあります。

最終的にどれを選ぶかはご自身の自由ですが、最初は大きな利益をもとめるというよりも今後の投資生活にとってプラスになりそうな銘柄を選ぶことをおすすめします。

今後の投資生活にプラスになるというのは

  1. 大損の可能性は低め
  2. 勉強になる
  3. よく知っている企業だからなじみやすい
  4. 楽しい(投資が嫌いにならない)

といった要素が多い銘柄です。これらを備えている場合が多いのが大型株です(例外もあります)。

大型株の定義

大型株とは東証1部に上場している銘柄の中でも時価総額と流動性が高い銘柄をいいます。たとえば、JT、ソニー、トヨタ、ソフトバンク、三菱商事、みずほFG、三井不動産などです。

流動性が高い」とは、現値の前後では1円刻みで数千株の売買注文が入っており、大量の保有株を売ろうとしたときにそれに応じるだけの大量の買い手がいるなど容易く換金できることをいいます。

こういう銘柄は下がるにしても上がるにしても緩やかな傾向があるため初心者にも対応しやすいです。

売買頻度の高い短期投資家は流動性の高さに貢献しているよ。もし株式市場に長期の投資家しかいなかったら保有株はそう簡単に売れなくなって困っちゃうけど、短期の投資家がいれば売買が活発になって買い取ってもらいやすくなるよ。このとき売り手が必要としている資金が生活費とか治療費だったら切実だよね。

基本的に大型株は

  • 業績は手堅い
  • 配当は中~やや高レベル
  • 日経平均株価(≒大型株の平均株価)に影響されやすい
  • 機関投資家が積極的に参加している
  • ボラティリティは小さい(株価の1日の変動幅は小さい)

という特徴があります。

つまり、大型株への投資においてはストップ安やストップ高が出にくいなど大損も大勝ちもしにくいのです。

初心者におすすめのパターン

中でも株価が200円から2000円くらいの安い大型株は初心者におすすめです(発行株数はかなり多い)。

100株だけ買って株価を観察するのに適しているからです。含み損状態に陥っても100株だけの保有なら2018年では「最悪」でも数千円から数万円ほどの損失です。

この場合の最悪とは年初来高値で買って年初来安値で売ることです。

初心者がいきなり不安定な銘柄(新興株に多い)に大金を投じると、みるみる含み損が増えて投資が嫌いになってしまう場合もありえますから、初心者は株価が安くてあまり動かない株を少量・少額だけ買った方がよいというわけです。

これはスポーツに新しく入門した人がいきなり公式戦に出るのではなくゲーム形式や練習試合から慣れていくようなものです。

初心者はバーチャルトレード(株ゲーム)で慣れるという手もあるんだけれど、バーチャルと本物では心理状態が異なるため大して練習にならないって考える人も結構いるみたい。

場合によっては最初は長期投資がいいと考えていたけれども、初心者の段階で短期投資を少し試してみるというのも一つの手です。

それに、JTやオリックスといった一般消費者を相手にする大型株では優待や配当もそれなりに充実しています(2019年9月現在)。優待や配当を楽しむのも株式投資の楽しみ方の一つです。

株価が安い大手企業の銘柄を100株だけ買ったら、それと同時に気になる銘柄や激しく動く銘柄の株価、そして様々な業種の株価をご自身の株価ボードに登録して株価の動きに慣れるとよいと思います。

株価の動きに慣れ株式投資の知識もついてきたら、他の銘柄に挑戦するとよいでしょう。

大型株は投資に慣れたり配当や優待を目当てにする分にはいいのですが、株価が大きく上がるとすれば時間が長くかかる場合が多いですので、リスクを大きめにとって積極的に増やそうする人には向かないからです。

なお中長期投資として大型株を買うのでしたら、四季報や証券会社の無料データなどを参考に、

  • 増収増益基調(売上も営業利益も伸びており、来期・将来の予想も悪くない)
  • 配当利回りは2%から4%くらい

の大企業を大まかに選びます。それは大企業の一歩手前、中堅レベルの企業でもよいでしょう。

これだけでは絞り切れないと思うので、その中でもご自身にとってある程度なじみがあったり、知識のある業種・企業を選びます。

初心者が株式を買うべきタイミング

ここで「買うタイミングはどうすればいい?」という疑問が聞こえてきそうですが、これはプロでさえも意見のわかれるとても難しい疑問です。

ただ、それだけ意見がわかれるということは正解がないようなものです。未来予想はそれだけ難しいのです。したがって、まずは少額だけ買ってみてそれをもとに株式投資に慣れた方がよいでしょう。

経験をつけると自分なりに株式を買うべき時期と売るべき時期が見えてくると思います。繰り返しになりますが、初心者期間において大損を出すと「二度と投資なんてやりたくない」となってしまいがちですから最初は少額の方がいいのです。

2018年後半の株式市場は大型株の中でも輸出銘柄がやや不調でした(業績は基本的には悪くない)。実際、世界のハイテク機械をリードするアップルとサムスンが自社の成長鈍化を予想しています。

それらの商品には日本製の部品も使われていますし、日本への影響も大きいです。したがって、国際情勢の不安定やハイテク機械の成長鈍化を予想するなら輸出銘柄は避けるべきかもしれません。

大型株のゆでガエル理論的な下げに注意

基本的に大型株の1日の変動幅は小さいです。しかし、その小ささも連続すれば中長期的にはそれなりに大きな下げとなります。

実際、大型株の中には中長期にわたってじわじわ下げている銘柄もあります。これは75日移動平均線を見たときに緩やかな右肩下がり状態ですので、わかりやすいと思います。

一方、新興株の場合は悪材料が発生するとストップ安前後の下落が発生することも珍しくないので、そこで事態の急変にビックリして投げる(売り払う)こともあるわけです。

しかし、じわじわとした下落だとそのまま緩やかな右肩下がりに慣れてしまう場合もある点には注意です。

業績が悪くないのに中長期的に下落する場合もあるよ。これには地合いや将来性(今はよいが将来は…)も絡んでいるだろうね。

カエルを熱湯に入れるとカエルはビックリして逃げ出しますが、カエルを水に入れてじわじわ温めると事態の変化に気づかず、そのままのぼせてしまいます。これをゆでガエル理論といいます。

ゆでガエル理論はビジネス全般で持ち出されやすい教訓として有名です。

例外的な大型株

なお、任天堂は変動が激しいゲーム業界で活動しているので大型株としては株価の変動が大きかったり、日産自動車やJTなどは日本株ではトップクラスの配当利回りである約5%を誇るなど(2019年9月現在)数ある大型株の中には例外的な銘柄もあります。

さらに日経平均株価は大型株の平均価格といえますが、2018年11月では任天堂やキーエンスといった関西系の大型の値嵩株は日経平均株価に採用されていません。

任天堂やキーエンスは大企業だけど値嵩株だから100株を買うだけでも約300万円、約600万円かかる。
大型株の受難

また東芝や東電の株価は東日本大震災後に暴落したり、日立やトヨタはリーマンショックとともに業績および株価が大きく低迷したように大型株とて苦境に陥る時代もあります。

今後も「まさかあの大企業が…」と驚かれるような展開があるかもしれません。

場合によっては、その苦境から立ち直させるべく政府が公的資金によって助ける場合もあるでしょう。

大型株が初心者におすすめな理由のまとめ

  • 大型株は株価の上下が緩やか(最初に値動きの激しい新興株に手を出して大損すると投資が嫌いになる)
  • 動きが激しくない銘柄を買うと他の銘柄を勉強するだけの余裕が生まれる
  • 有名企業が多くとっつきやすい
  • 配当や優待の楽しみもある

※中には例外もあります。