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定性分析と定量分析の基本をわかりやすく解説

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ファンダメンタルズ分析の起点

ファンダメンタルズ分析の基本に定性分析と定量分析があります。

これを起点にして企業のファンダメンタルズをもう少し深く見ていきましょう。

定性分析と抽象性

定性分析とは、株式投資においては社長の能力や会社の戦略、事業環境、職場の印象、将来性、現場の力など数値化できない面を分析することです。

記者やファンド関係者などは企業の幹部に話を直接聞きに行ったり、製造や販売の現場を訪れたりして定性分析します。

一般人でも販売の現場は見ることができますが、企業の幹部に会うのは株主総会以外では難しいので経済紙などを通じて知見を得ることが多いです。

定性分析は、企業の中長期的な成長とともに自分が買った株式の価値も上がることを期待する中長期の投資家にとっては重要です。

ボクは全国的にはほとんど知られていない地域限定の上場小売チェーンに興味がある。
そういう小さな段階に投資して、それが全国チェーンになって大きな利益を手にした投資家もいるよ。

定量分析と再現性

これとは対照的に定量分析とは、損益計算書やキャッシュフロー、株価の動きなど数値に沿った分析をいいます。

定量分析は会社のさまざまな数値を分解して見るという点で自然科学に近い分析方法です。

投資における定量分析には自然科学流の再現性への期待が込められています。

自然科学流の再現性とは、物理や化学などに関する現象は、同じ条件下で同じ方法で行えば、だれもが同じを結果を示すことができるというものです。

学生時代にやった理科の実験はその典型です。

これを投資・企業経営にあてはめると次のようなことがいえます。

たとえば、大企業Dと中堅企業Eは同じ業種で、以前Dが好決算を出したときにDの株価は10%上がったとします。

そして今度EがそのときのDと同じ水準の決算を出すことができれば、Eの株価もDと同じように10%上がる、すなわち同じ決算数値には同じ株価の動きをするだけの再現性があるといえるのです。

もし、そのときに10%上がらなければ、DとEではブランド力や伸びしろが異なるとか、当時と今回では外部環境が異なるといった社会的な要因が作用していると考察できるわけです。

ある投資家がD株で儲けたという体験談をセミナーで話しても、すべてが参考にならないのは当時と現在では状況が完全に一致しないからです。

自然科学の実験は対象が人間じゃないから再現に向けて条件を整えやすい。しかし、人間はよくも悪くも不安定だから人間が行う企業経営や投資には自然科学ほどの再現性がないんだよ。

次はファンダと定量分析の基本である損益計算書を見ていきましょう。

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