証券会社の公平な選び方【手数料以外にも注目】】

株式を取引できる時間は他市場とともに覚えておこう【PTSも】

他市場の時間を確認してビックリ 仕組み・注文
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各市場の立会時間をおぼえることは基本

日本株の取引は平日の日中に限定されるという特徴があります。

FXはほぼ24時間にわたってトレードできるんだけどね。

そんな日本株の価格は、アメリカや中国の株価に影響を受けるので他市場の動きと取引時間を確認することは重要です。

まずは東京証券取引所の取引時間から見ていきましょう。

東証と地方では取引時間が少し異なる

2019年現在、東証1部、東証2部、ジャスダック、マザーズなど東京証券取引所が開設している市場で取引できる時間帯(立会時間)は9:00~15:00です。

9:00~11:30までが前場(ぜんば)、11:30~12:30が休憩時間、そして12:30~15:00までが後場(ごば)と呼ばれます。

名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所の後場は12:30~15:30と東証よりも30分だけ長いのでご注意ください。また土日祝日と年末年始は各証券取引所は休みなので取引ができません。

取引時間外や休憩時間を有効利用

しかし、休みの日や取引時間外でもネット証券ならいつでも注文を出しておくことができます(メンテナンス時間はのぞく)

たとえば、本日の取引時間終了後に出した注文は翌営業日にまわされます。

休憩時間や取引時間外での注文、そして指値注文の有効期間指定や条件型の注文などを上手く使えればサラリーマンの方でもスイングトレードは十分に可能です。

条件型の注文とは、指定した銘柄に対する指値買い注文が約定した場合、その銘柄に自動的に指値の売り注文が入るなど条件式による予約・連続型の注文のこと。

短期投資の方は主要海外市場も参考に

一定期間放置の中長期投資の方はあまり気にする必要はないのですが、短期投資の方は日本市場に大きな及ぼす海外市場の動向にも目を配る必要があります。

中でも重要なのがニューヨーク証券取引所と上海証券取引所です。これらをすべて日本時間で表すと次のようになります(2019年9月現在)。

通常時 4月~10月(サマータイムの場合)
ニューヨーク証券取引所 23:30~6:00 ※休憩なし 感謝祭とクリスマスの前は取引時間短縮⇒ 22:30~5:00 ※独立記念日の前は取引時間短縮 休憩なし
前場 休憩 後場
東京証券取引所 9:00~11:30 11:30~12:30 12:30~15:00
上海証券取引所 10:30~12:30 14:00~16:00 14:00~16:00
日中 夜間
株価指数先物取引 8:45~15:15 16:30~翌日5:30
日本市場を基準とした1日の流れ

上の3つの表をご覧ください。まず月曜の場合、中国やアメリカに先行する形で9時に日本市場が始まります。

取引が行われている曜日なら9:00から9:30くらいまでが出来高と株価の動きが最も活発化する時間帯です。

この時間帯で成功を得るためには寄付前の時間帯での情報分析が欠かせません。

初心者は、株価が激しく動く9:00から9:30は避けて落ち着いている時間帯で売買するというのも一つの手です。

寄付(よりつき)とは前場と後場で市場が開いて最初に成立した売買を意味します。逆に最後の売買を「引け」といいます。

寄付において最初の売買が成立することを「寄った」といった、株価ボードと板情報にはその日の始値が表示され株価は動いていきます。

逆に寄付前に買い注文または売り注文が殺到して(特買い、特売り)価格がつかないことを「寄らない」といいます。

それも数分待てば寄ることが多いのですが、たまにそのままずっと寄らないこともあります。これは引けでストップ高あるいはストップ安となります。

短期投資の方にとっては9:00前の気配値と、株価を先導しやすい株価指数先物取引(とくに日経225先物価格)と為替が重要です。

ただし、寄付前の気配値は8:00から始まるのですが、9:00数分前になると気配が豹変する銘柄もあります。

要するに9:00の取引開始前の注文は価格を不当に吊り上げたりおさえたりするための「騙し」もあるということです(ザラバでもあります)。

また日本の先物価格だけでなくアメリカのダウ先物も日本株のザラバ価格に影響を及ぼす点に注意しましょう。

短期投資家の中には寄付後に数十分売買したら一日の売買を終わりにする人もいるよ。

そして10:30頃から上海市場が始まります。上海市場の動向が悪いと、それにともなって日本市場の株価が下がる場合もあります。

昼休みでは前場の反省と後場の見通しを分析します。ザラバに取引できないサラリーマンは昼休みに戦略を組み立てなおします。

後場は12:30から始まり15:00に東証が終わります。14時台はデイトレやスキャルピングといった短期投資家が手仕舞いしやすいタイミングです。

また15:00の引け前は翌営業日に備えた売買によって出来高が多くなります。

続く15:30には地方市場が、16時には上海市場が終わります。そして22:30か23:30からはニューヨーク市場(月曜)が始まり、とくにダウ平均に注目が集まります。

次に日本市場の火曜・水曜・木曜・金曜の朝では、日本時間の早朝に終了したニューヨーク市場の結果が意識されます。

ということは、日本市場の月曜の朝は金曜に終了したニューヨーク市場の動向や、土日に発生したニュースが意識されやすいわけです。

私設取引システム

ちなみに東証の銘柄はPTS(私設取引システム)を使えば夜間(立会時間外)でも取引が可能です。

PTSは金融商品取引所を介さない証券会社が運営する売買ですので「私設」なのです。その注意点は以下のとおりです(2019年9月現在)。

  1. 取引時間は昼と夜がある
  2. 現物取引のみ
  3. 指値注文のみ
  4. 東証に上場している銘柄が対象
  5. 呼値(株価の刻み方)が小さい
  6. 夜間の出来高はかなり少ない※
  7. 夜間のPTSが利用できる証券会社はSBI証券(16:30~23:59)と松井証券(17:30~23:59)と楽天証券(17:00~23:59)のみ
  8. 権利付最終日の夜間取引で買い付けても株主の権利(配当、株主優待、議決権など)は得られない⇒夜間取引は翌日昼と同じ扱い
  9. 引け後に出た材料をもとに売買できる
  10. 今後もルールや運営会社数が変わると考えられる
夜間のPTSでは大きな材料が出た話題の銘柄のみ大きな出来高がつくのであって、材料がなければ大型株であっても出来高は相当少ないです。出来高が明らかに多くないと翌日の取引の参考になりにくいです。

PTSの最も大きなメリットは7の「引け後に出た材料をもとに売買できる」です。

これをうまく利用すれば、翌日ストップ安になりそうな銘柄をストップ安手前の価格かストップ安価格で売ることができるかもしれません。

逆に翌日ストップ高になりそうな銘柄をそれ未満の価格で買うという形もありでしょうが、筆者の考えでは前者の方がまだ成功しやすいように思います。

基本的にPTSは現在のように出来高が少ない間は取引の難易度が高いです。

SBI証券のPTS取引では手数料が通常の取引所取引よりも少し安くなるよ。