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株式会社の起源と継続性をわかりやすく解説

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西欧から生まれた株式会社

株式はお金の調達法としては起源が最近にあると思えるかもしれません。

しかし、株式の起源は意外と古く、大航海時代の西欧にあります。

株式会社の起源

というのも当時の技術水準で船を遠くまで航海するのは大変なリスクがありました。

そこでは難破、遭難、他船の襲撃、疫病、飲み水・食料の枯渇などといつも隣りあわせだったのです。

その初期では航海者は王侯貴族や縁者に出資を頼み、航海で得られた利益を出資者とわけ合っていました。

株式会社でいうと王侯貴族は出資者、船長は社長、船員は従業員みたいなもの。

しかし、事業の規模が大きくなると、特定の者だけに出資を頼るのではなく、事業者は株式を発行しそれを多くの人々に買ってもらう形でリスクを分散させるようになりました。植民地事業で有名な東インド会社はその先駆けです。

これが株式会社の起源です。本来、株式会社はリスクの分散手法なのです。

現代の日本映画の製作委員会方式はリスク分散のための制度だといわれているよ。
そういえば映画のエンドロールで観たことがあるけど、どういうこと?
最近の日本映画(とくにアニメ)は、映画の制作会社とテレビ局と広告代理店と出版社と玩具メーカーなどが共同で出資して製作委員会を立ち上げているんだ。これによってリスクと利益が分散するんだよ。
テレビ局は映画をテレビ放映できるし、玩具メーカーにとっては映画が商機になるね。

継続企業の前提

大航海時代の初期では一回の航海ごとに事業を清算していたのですが、やがて株式会社は将来にわたる無期限の経営を前提にする形で現代に根付きました。

これを「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)」といいます。

現代の企業経営はお金の貸し借りや企業同士の提携、商品の保証・保守、設備の定期的な更新、従業員の生活などが大規模に、そして昔よりも長寿化した形で絡むため、単発的な事業ごとに会社を解散するのは無理があるのです。

従業員の立場、取引先の立場、投資家の立場すべてを考慮すると経営に継続性があった方がプラスだ。一方、映画の製作委員会方式は出資契約を結んだ映画だけの仲という感じだから期間限定のプロジェクト組織といえる。

また継続性を前提とした経営体系にすれば、資産や配当が少ない会社でも「経営が継続さえしていれば今は大丈夫」「いずれ利益も資産も配当も大きくなる」という思惑のもとに株式を買うことができます。

株式会社は小さくても大きくても動き続けなければならない宿命を背負っているのです。

企業経営が継続するっていう前提がないと長期投資なんてしたくないし、そもそも成立しないよね。

とくに現代の企業会計においては継続性はかなり重要です。

実際、企業の業績情報を見ているときに「継続性の前提に疑義あり」という言葉が見つかることがあります。

これはその企業の会計・業績はかなり悪いため、このさき企業が存続できなくなるおそれがあるということを意味します。

こういう銘柄は正直言って初心者向きではありません。手を出すなら、ある程度の経験をつけてからの方がいいと思います。