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株式投資はギャンブルとは異なって広く役立つオープンな世界

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株式投資の連続性

株式投資は資産を連続的に増やすという感覚と密接です。

投資家が配当金という利子のような存在を今までの収支に加えることも連続的ですし、株式会社は継続企業の前提を踏まえながら経営することも連続的です。

こうした連続性は将来に向かっていくものであり、そこでは投資家自身の年齢やそれに伴う資産状態、蓄積してきた知識・経験なども意識されます。

投資の知識・経験を早くから身につける

さて、年功序列は崩れかけているとはいえ、一般に日本社会では年齢を重ねるごとに賃金が増える傾向があります。

若い段階では元手(余裕資金)が少なく、また元手の少なさは投資にとって不利ですが、若い段階で投資の元手を確保し、そして投資の知識と経験を身につけておいた方があとあと役立つでしょう。

投資の知識は資産増加に役立つだけでなく、危険な投資から身を守る際にも役立ちますから若い段階でつけた方がよいのです。

目先の将来か遠くの将来か

そもそも中長期の投資は、投じたお金がより大きな果実となって将来の自分に返ってくることをめざします。

これは、若い段階で投資の知識と経験をつけておくと将来にわたる資産運用にとってプラスになることと通じるものがあります。年をとるとともに資産も大きくなっていくという前向きの世界観が投資の大きな魅力なのです。

この点、ギャンブルも将来の果実(当たり)を魅力としますが、パチンコの確変、競馬の出走発表から着順確定まで、注目のイベント日、宝くじの1か月後の抽選日など近い将来(目先)を楽しむものであって、中長期投資のように半年以上先の未来を視野に入れにくいものです。

昔のパチンコは「7日は還元する日」みたいなイベントが豊富にあったのだけれど厳しく規制されたよ。

ちなみに競馬やパチンコにお金を投じるのは皆に共通の年齢制限という壁を越えてからですが、株式投資では現物取引である限りは年齢制限がほとんどありません。

現物取引とは手持ちの現金で株式を売買すること。これとは対照的なのが信用取引です。信用取引は証券会社から株式やお金を借りて行うので、年齢・資産・投資経験などに関して審査を受けてパスしないと始めることができません。

就活やビジネスで役立つ

筆者は、株式投資はギャンブルに近い面もあれば異なる面もあるなど同一視できないと思っています。

ところが、日本ではこういった見解が通じず履歴書の趣味欄に「株式投資」と書くとギャンブルと同一視されてマイナスイメージをもたれる可能性があります。

しかし、社会人はもちろん、学生が何らかの投資を行っているというのは珍しくなくなっているので、いずれ日本社会も寛容になっていくのかもしれません。

また株式投資をやっていると自ずと多くの銘柄や企業経営の手法、そして株価の動向に大きな影響を及ぼす政治ニュースを知ることになります。

それをきっかけに隠れた優良企業を知って就職したり、文系学生が理系分野に興味をもったり、面接での政治経済ネタに上手く対応できるかもしれません。

上場企業や経済系マスコミの面接では日経平均株価や志望先の株価を聞かれる場合がたまにあるって聞いたことがある。

数値の下1桁まで覚えるべきかは微妙だけど、大まかな株価は知っておいてもいい感じがする。

ちなみに筆者は鉄道や小売店を利用したり企業のオフィスを訪れたりすると、株主目線になり以前との違いや改善点が次々に浮かんできます。社会勉強とは本と対峙するだけがすべてではないということを実感するひと時です。

これから投資を始めるという方も、銘柄の選択肢を広げたり偏見をもたないようにするためにも、スマホばかり見ていないで街や交通機関などを観察するとよいと思います。

筆者は2018年春にワークマンを訪れてその変革をいち早く知ったのだけれど買わずに後悔した。

社会常識として投資の知識は役立つ

遅かれ早かれ学生は学校という保護的な環境を卒業して資本主義社会に放り出されます。

この温度差は思った以上に大きいので、株式投資を通じてあらかじめ知っておくとか体験しておいた方が有用です。

とくに当サイトの一連の入門記事に記してある内容は就業してからも大いに役立つでしょう。

ギャンブルの知識はそのギャンブル界隈でしか役立たなかったり、強いマイナスイメージをもたれやすいものですが、株式投資は就活やビジネスでも広く役立つという点で有用なのです。

会社や学校では規則を守る

なお、会社や公務の就業時間中における私的な投資は職務専念義務違反に、さらに休憩時間における組織の備品(通信機器)の私的な使用は服務規程違反になる可能性が強いです。

労働者である一方で仕事の合間を見て取引したり株価を見たりするなら、休憩時間中に自分の通信機器を問題ない場所で使わないといけないというわけです。

他にも業種や会社によっては特別な規程がある場合もあります。とくに金融機関や報道機関に勤めている人は、横領やインサイダーなどを防止する観点から規程が厳しいはずです。

学生としても学業や学則に支障のない範囲内で投資すべきでしょう。

社会と企業経営に影響を及ぼす

株式投資はビジネスに役立つと述べましたが、その可能性は学生や主夫・主婦にも開かれています。

株式会社の最高議決機関である株主総会では個人株主にも議決権や提案権が認められているからです。

そこでは大株主ほどではないにしても経営に少々の影響を及ぼすことができます。

株主総会は報告・議論・決議する場であって、特別な情報を公開する場ではない。もし特別な情報を公開するのならばIR経由が普通。そうでないと参加できなかった株主に対して不公平だからね。でも、社長の心意気がわかったり、株主からの鋭い質問・指摘が役立つことはありうる。
株主総会の終盤から終了後にかけては売り仕掛けが見られるね。空売り機関は株主総会は期待外れだったことを演出したいんだろう。

また一般に上場企業が不祥事をしでかしそれが明るみになると株価が大きく下がるため、株価が下がることを嫌う株主の存在は上場企業の不祥事を牽制しているといえます。

株主が営利を求めているために企業の行動倫理が歪められ、それが社会に悪影響を及ぼしているという指摘もありますが、牽制している面もあるのです。

このような企業経営に参加する感覚、そして社会の改善に携わっているという感覚はギャンブルでは味わいにくいものです。

企業の営利活動が問題視される典型は環境問題です。環境に配慮しながら活動するよりも環境に負担をかけながらビジネスを展開する方が利益は得られやすいからです。

しかし、その対策として環境へ負担をかけている業者により多くの税金を課す制度もありますし、環境問題で迷惑をかけている企業はイメージも悪くなります。

また先進国の消費者としても環境問題やエネルギーコストに対する意識は高まっていますので、そこで選ばれる商品も環境性能の高いものだったりします。

堂々とできるかできないか

さて資本主義のもとで企業は、なるべく自社の業務が関連する領域と自社の利用率を上げたいと考えています。

たとえば、自動車メーカーは自動車の利用率と自社商品の市場シェアを上げたいと考えているはずです。同じように証券業界も投資家数や金融商品の売買額を上げたいと考えています。

実際、一部の金融機関は各地の学校に出張して金融リテラシーや投資の基礎を教えて早期からの資産形成をすすめています。

こうした普及活動には利益誘導的・時期尚早という批判もありますが、一部の学校から出入りが認められていることは確かです。

一方、ギャンブルの胴元やプレイヤーも業界への参入者を増やしたがっているかもしれません。

しかし、ギャンブル依存症対策の授業は存在しても、ギャンブルの胴元やプレイヤーが学校に出張してギャンブルの基礎を教えるというのは聞いたことがありません。

ギャンブルの中でも公営競技は公に認められているとはいえ、やはり彼ら自身も公的機関もどこか不健全だという思いをもっているのでしょう。ギャンブル場の立地が条例で規制されているのはその表れといえます。

ギャンブル場の立地をめぐって地元住民とトラブルになる例はかなりあるよ。

利益情報の広がり方

そもそもギャンブルのプレイを生業としている人・集団は課税や世間体などとの関係でそういう活動は公にしたがらないはずです。

また胴元がおり、還元率も決まっているギャンブルで勝つには他のプレイヤーを押しのける必要に迫られやすいため、利益情報を秘密にしておくことは合理的です。それは胴元に対策を早々と取られないようにするためでもあります。

株式投資でもよい情報が早い段階で得られたら素早く買うということがありますが、そういった情報はいずれ公表・報道されるでしょうし、投資家は同じ銘柄を他の投資家にも買ってもらいたい(=株価を上げてもらいたい)以上その情報の普及を願うものです。

悪い情報でも内部告発や捜査によっていずれ明らかになるでしょうし、安く買いたがっている人は悪い情報を普及させようとするでしょう。

インターネットの登場とSNSの拡大以降はその傾向がより顕著になっていますし、一部の個人投資家や実業家は意見を積極的に発信しています。

さらに税金についても証券会社には確実におさえられています。ギャンブルや投資にはさまざまなものがある中で上場株への投資は相対的にオープンなのです。

パチンコ税構想はたまに浮上するね。

上場企業の情報公開

上場企業としても出資してもらうためには投資家情報を公開しなければなりません。

出資先は、たとえ有名企業であっても投資家にとってその内情は見ず知らずの第三者であるため、情報が公開されていないと信用できないからです。

個人が借金をする際には信用に値する人物か(=借金を返せる人間か)金融機関に個人情報を審査してもらうように、出資を受ける側にも相応の情報公開と審査が求められるのです。つまり、お金のやり取りは信用のやり取りだといえます。

ただし、借金に際して個人情報は公開されませんが、上場企業は人間・資本の集合体であり株式市場という不特定多数の公開売買にさらされますから、企業情報は公開が前提になります。

そこでは企業は情報をただ公開すればよいわけではなく、開示のタイミングや内容の適切さにも配慮しなければなりません。ネット時代の企業広報は重要性も難易度も増しているのです。

ネット時代の投資家には主体性が求められる

また、情報があふれるこのネット時代の投資家には主体性が求められます。

さきほど株式投資はギャンブルよりも情報が具体的で多いと述べましたが、それは裏を返せば情報が多い分、投資に迷うともいえるからです。

とくにネット証券は個人に手厚くアドバイスしたり特定銘柄の売買を強く推奨しないので利用には高い主体性が求められます。

個人投資家は日本市場だけで3000以上もの銘柄から投資先を自ら選び、任意のタイミングと自己責任で売買しならければならないのです。

こうした取捨選択や決断に関する能力を高めておくと投資以外でも役立つでしょう。

ギャンブルは受動的な傾向がある

一方、ギャンブルはどちらかというと受動的です。その代表例が宝くじの購入から抽選後までの経過です。

というのも宝くじの当選番号は胴元に不正がない限りコントロールできませんので、理論上、購入者は売り場や買い方などを工夫しても当選確率はまったく変わりません。

「よく当たる売り場(=ハズレも多い売り場)」というのは単に販売数が多い売り場か、たまたまある年は多く当たりが出たもののいずれ確率が収束する売り場にすぎません。

そしてくじを購入したら、あとは待つだけです。くじを神棚において祈っても、気持ちは変わるとしても当選確率は変わりません。

水曜日のダウンタウン風にいうと「勉強している投資家は宝くじを買わない説」は結構あてはまると思うな。

胴元としても、くじを発行した後に景気や政治が大きく変わっても当選金と当選本数を変えず、事前に決められたとおりに抽選するだけです。

この宝くじの結果は毎回すべてのプレイヤーに平等かつ強制的に適用されます。宝くじは当選金額の算出方法が機械的に決められており、当選すればだれもが同じ計算方法で当選金を受け取ることができるからです。

また、抽選結果が明らかになったら当たりくじを換金するかハズレくじを捨てるかの2択が実質的には迫られます。

つまり、抽選後の宝くじには0円か受け取り期限つきの当選金額しか価値がなく、金融商品でいうところの配当や価額の上下、金利などがないのでいつまでも持ち続けることに意味はありません。

当たり馬券やパチンコの出玉レシートもこれと同じようなものです。ギャンブルは1回(1抽選、1レース、1営業日など)ごとに強制的にリセットされるような体系になっているのです。

投資のデメリット

ここまでギャンブルよりも株式投資をもち上げる記述をしてきましたが、株式投資にはギャンブル並み、あるいはそれを上回りうるデメリットもあります。それは、たとえ利益が得られても精神的な負担がかかることです。

そもそも個別銘柄の株価は一日で前日比最大25%ほど増減します(平均は1%~4%くらい)。ということは、100万円を投じていると最大で25万円ほど、平均では数万円、資産は増減します。

大型株は10%以上の上下がめったにない。一日で大型株が10%前後動いたらちょっとした事件。

一般人でも数百万円以上を株式に投じることは珍しくありませんから、彼らの資産は一日で10万円ほどは動いていることになります。

つまり、最終的には利益を確定できたとしても、その途中では評価額が減るということが当たり前のようにあるのです。投資家はそういう過程で精神をすり減らされるというわけです。

ギャンブルは楽しむためのものでもある

この点、ギャンブルにおいてプレイヤーは収支だけでなく抽選の前後や各種の演出も楽しみます。宝くじで高額当選を夢見るひと時、競馬のレース展開、パチンコの演出などギャンブルは楽しさも売りにしているのです。

これによって負けたときでも少額なら楽しいといえるかもしれません。とくに宝くじや競馬はわずか数百円から楽しむことができます。

株式投資は宝くじよりも原理の面でギャンブル性が低いにもかかわらず宝くじ以上のギャンブルとして扱われることがあるのは、最低でも数万円の元手を必要とするうえに大きな損失の可能性がだれにでもあるからでしょう。

投資は自分でリスクを調節できる

しかし、信用取引で大失敗しなければ資産価値が0以下になることはめったになく、また逆に大きな利益になることもあるように、資産減少については努力すれば、ある程度克服できます。

精神的な負担についても、短期投資では絶えずさまざまな情報をチェックする必要があるため免れにくいものですが、売買頻度の低い中長期の投資では大損していないなら多少は免れることができます。

ただし考えようによっては、精神的な負担がかかるというデメリットは、深刻な水準でなければ社会(大人の世界)の厳しさを知るよい機会になるかもしれません。


ギャンブルと投資の違いは以上です。

次にギャンブルと投資に共通した要素でもあるリスクについて見ていきましょう。リスクの概念は投資以外でも役立つと思います。

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