証券会社の公平な選び方【手数料以外にも注目】】

投資と出資の違いをわかりやすく解説

深く考える人 全体
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まずは投資の意味から確認

投資とは将来価値が膨らむのを期待してお金を投じることです。

将来価値というのは株式会社や不動産、貴金属などの未来における価値です。

簡単にいうと「現在の価格(買ったときの価格)<将来の価格(売るときの価格)」になれば投資は成功です。

つまり、それらに投資する人は将来の価値向上(利益)を見込んでお金を投じるのが普通なわけです。

出資の意味は広い

これに対して出資は資金を出すという意味です。どんな形や意図であっても資金を出すことが出資の意味するところです。

このように出資の意味は広いので、投資は出資の一種といえます。

出資には元本保証や返済義務がないよ。

業務提携に込められた意味

投資も出資も同じような意味ですが、あえて違いを見出すとすれば投資は出資よりも打算的な意味合い(損得勘定が強く込められる)で使われやすいように思います。

それがよく表れているのが業務提携です。

というのも企業同士の提携関係においては「〇〇会社が★★会社に出資する」という表現が多く見られます。

しかし、提携においては「〇〇会社が★★会社に投資する」とはあまり聞きません。

これが暗に意味するのは企業間の提携では金銭的な利益だけでなく相互の関係性が重要だということです。

提携すると箔がつく

そもそも業務提携とは資本、販売網、研究開発、顧客データ、生産などについて協力し合う契約関係を意味します。

たとえば、新興のIT企業△△がトヨタ自動車と提携を結んだら、前者にとっては「あのトヨタ自動車と提携を結べたのだから△△もすごい」という形で周囲から見られるなど全体として箔がつきます。

これは新興企業の成長にとってかなり大きな機会・収穫だといえます。

大企業側が目論むのは金銭だけではない

このとき大企業側には提携の時点では金銭的な利益は少ないでしょうが、新興企業のIT技術が将来の自動車の自動運転に役立つかもしれません。

また、大企業は自社に関連した領域において有望な新興企業を育てることも社会的な使命と見なしているのでしょう。この種の動きは他業界や他国でも見られます。

トヨタ自動車は伝統ある超大企業ですが、新興IT企業との提携を発表すると、世間はトヨタ自動車に「伝統」だけでなく新しい境地を開拓するだけの「新鮮さ」も見出してくれたりもします。

つまり、大企業にとって魅力的な新興企業との提携にはイメージアップの効果もあるわけです。

将来の技術や社会的な使命を狙った提携のように金銭的な利益だけに焦点をおかず資金を提供することは「投資」よりも「出資」がふさわしいと筆者は考えます。