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テンバガーに関する条件と候補をさぐる

森の中にたたずむ宝箱 資産形成
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テンバガーは投資家のあこがれ

投資家の憧れの一つ、それが株価が10倍になるテンバガー銘柄をとることです。

筆者は、のちにテンバガーになった銘柄に一時的に投資していた時期はあるものの、残念ながら10倍になるまで取りきったことはありません。

たとえば5年でテンバガー達成になる銘柄を狙うよりは、1年で2倍になる銘柄を繰り返し狙った方が理論上は効率的だけどね。理論上は…。

しかし、テンバガーになる銘柄は条件や候補に関して傾向が明らかになっていますので、あなたが今後取りきれることを祈りつつ示していきます。

時価総額の低い銘柄

条件の一つ目は時価総額の低い銘柄です。

たとえば時価総額1兆円の企業が10兆円にまで伸びるのと、時価総額50億円の企業が500億円にまで伸びるのだったら、後者の方がまだ確率は高いため、時価総額の低い銘柄が狙い目です。

あのヤフーやファーストリテイリングなども時価総額が小さい時期(若い時期)がありましたが、結果として100倍以上になりました。

しかしながら、それらがゆるぎない大企業となった今、株価が2018年の水準からさらに10倍になることはかなり難しいと考えられるわけです。

あのAmazonの時価総額は最大で約100兆円にも達した!つまり時価総額10兆円から10倍になった例外的な銘柄。

割と新しい企業

テンバガーにとって有力な一つの条件は時間総額が低いことです。そこで東証2部を見ると時価総額の低い銘柄がたくさん見つかります。

しかし、それは古い時期に上場した古い産業の会社である場合が少なくありません。

それが産業として悪いわけではありませんが、時価総額は伸び悩んでいます。古い産業は伸びしろが小さいといえます。

実際、東証2部の銘柄は低PERが多いです。これは割安というよりも、多くの投資家は古い産業の将来を不安視しているため株価が伸びないということでしょう。

つまり、テンバガーは新しい業種に関連した新興企業が多いのでテンバガーを本気で狙うならマザーズやジャスダックを中心に探すとよいと思います。

マザーズやジャスダックにはPERが3桁や4桁に及ぶものも多くあるなど、投資家の期待が先行した買いがのぞめます。

PERが低すぎると将来性が不安ですが、高すぎるとそれはそれで買われすぎです。PERだけを指標にした買いはおすすめできません。

業種はバイオ、IT・ゲーム、飲食小売、人材派遣が柱か

次にテンバガーが出やすい業種を探っていきます。

一般に企業社会というのは先行している企業が自分たちに優位な体制をつくりあげます。

たとえば、大手製造業は膨大な数の下請け企業を抱えるとともに、自社工場は生産効率が高い巨大設備を確保しています。

インフラについても初期投資には莫大なお金が必要です。こういう分野に中小企業が切り込むことは難しいわけです。

この点、ここ数年で話題になったテンバガーの業種といえば、IT・ゲーム、飲食小売、人材派遣・仕事紹介、バイオなどが多いです。

個別銘柄でいうと、ガンホー、ミクシィ、ペッパーフード、アークランド、セリア、そーせい、ディップといった面々です。

バイオやITは割と新しい産業であり、少数精鋭の開発陣による大発明と特許取得によって小規模の企業でも飛躍する余地があります。

また飲食小売にしても新興企業が地価の安い郊外・地方から急成長するというパターンがあったりします。

ほとんどの投資家は東証ばかり見ているから地方の証券取引所の銘柄は穴場かも

時代のテーマに乗る

低い時価総額、新しい企業、そして業種はバイオ、IT・ゲーム、小売ということを頭に入れても、それでも投資候補を絞り切ることは難しいものです。

そこで考えられるのが「時代のテーマや勢いに乗る」という要素です。

たとえば人材派遣・仕事紹介関連が大きく上がったのも参入コストの安さもありますが、日本社会では終身雇用が一部で崩れて柔軟な雇用が望まれるなど時代や社会の要請に合わせて上がったといえます。

時代の勢いに乗ると一時的に株価は適正水準を上にオーバーする場合もありますから、時代のテーマや勢いに乗ることは重要なのです。

テンバガーになるにしても小売や人材系は速度がやや遅い。ファンダにある程度比例するため時間がかかるのだろう。一方、ゲームやバイオは仕手化することで速く到達しやすいけど逆噴射時の速度もすごい。

他社との差別化

さらに、たとえば100円ショップのセリアが上がったのは、デフレ時代の日本では低価格の日用品はネット販売でなくても需要が大きかったからではないでしょうか。

そのうえセリアは数ある100円ショップの中でも、女性が好みそうなおしゃれ感がある商品が充実しているという点も大きかったでしょう。

そのほか製造業やサービス業についても、そう簡単には他社にマネできない技術や特色をもっている企業は強いです。

つまり、低い時価総額、新しい企業、そして業種はバイオ、IT・ゲーム、小売という3要素に加えて何か他とは違う光ったモノや時代の流行と重なるモノがあると強いというわけです。

売上と利益率も重要

短期間で数倍になる銘柄の中にはテーマや話題性だけで成り上がったものもありますが、そうでない場合、売上と利益率の成長(できれば急成長)が重要です。

もし、ファンダ面での実績がともなわずテーマや話題性だけで成り上がっていると、仕手株のごとく急落したりするからです。

これについては、決算や中期経営計画、キャッシュフローなどを調べたり、投資家向けの説明会に参加して成長の余地を判断するというパターンが基本です。

決算やキャッシュフローについてはだれもが簡単に調べることができますが、説明会にまで参加して投資判断するというのはだれにでもできるわけではないので、他の投資家に先行するチャンスなのかもしれません。

どうすればテンバガーを取りきれるか

最後にテンバガーの取り方です。

たとえば、株価が500円から2000円に上がった銘柄について2000円で買って、その後2500円まで上がったとしたら、その付近で利確してしまう人も多いかと思います。

これは「2000円の時点で底値からかなり上がっていたのでそれ以上伸びることは厳しい」あるいは「2000円という高い段階でつかんだのだから株価が下がって利益が帳消しになるのは厳しい」という考え方にもとづきます。とくに信用取引だと短期で決済しやすいでしょう。

一方、現物取引によって500円付近で買い集めていた人は「株価が2000円を割っても十分な利益があるからまだ余裕をもって保有していられる」と考えるのではないでしょうか。

つまり、テンバガーを取りきるには初動をおさえたり、安い段階で買い集める青田買いのような姿勢が必要だと考えられます。

利確のラインは伸ばせるだけ伸ばすのが基本

利確ラインについては仕手株のような業績や材料があまり伴っていない短期急騰株なら早めの方がよいと思います。このときの判断はテクニカル主体です。

一方、もっと時間をかけて数倍にまで上がった銘柄についてはファンダ上で成長鈍化が見えたら利確が有力ではないでしょうか。

つまり、ファンダ的な衰えが見えない限り、とくに利確ラインは設けないという形です。

相場では1年につきわずかな回数だけ、かなり大きな出来高を伴った形で特定銘柄が大きく上がるチャンスがあります。

これは全員参加型相場とも呼ばれ、数年前のガンホー、ミクシィ、そーせいなどがあてはまります。

テンバガーではありませんが(一時的に2倍くらいにはなった)、2018年ではマネックスが盛り上がりました。こういう機会に乗れると心強いです。

損切りライン

一般に株式投資では利益を伸ばして損を小さくするのが基本です。そのため、損切りラインは低めに設定するものです。

しかし、経営がよくも悪くも不安定な新興企業に中長期で投資するとなると、最終的には10倍になるとしても途中ではスランプ状態に陥ることがよくあります。

したがって、中長期投資でテンバガーを本気で取りに行くのであれば、損切りは普段よりも大きめに設定しないと難しいと思います。

あるいはスイングトレードで損切ラインを低く設定するのであれば、順張りで伸びている銘柄を積極的に買い、それが5日移動平均線を割ったらさっさと退却するという姿勢がよいと思います。

スイングはもっている期間が短めな分、テンバガーをとりにくいよね
まとめ

これまで述べてきたテンバガーになりやすい銘柄の特徴は以下のとおりです。

  1. 時価総額の低い銘柄
  2. 割と新しい企業
  3. 業種はバイオ、IT・ゲーム、小売
  4. 時代の流行や将来を意識したテーマ
  5. 増収増益

ちなみに上の条件から半分以上逸れた例外としてSUBARUがあります。

SUBARUといえば古い成熟した自動車メーカーであり、2011年の時価総額は3000億円ほどでした。

しかし、そこから北米中心の好業績によって5年ほどで3兆円オーバーの企業になり老舗の大きな製造業としては珍しくテンバガーを達成しました。