証券会社の公平な選び方【手数料以外にも注目】】

IPOは勝率も期待値も大きい

衝撃的な株価 資産形成法
スポンサーリンク

IPOの展開は運次第

株式投資の勝率は4割~6割くらいのものです。

これは景気にもよりますが初心者でも上級者でもそんなに変わりません。

上級者は負け額を小さく抑えて
勝ち額を大きく伸ばす傾向あり

しかし、株式投資には初心者でも上級者でもほぼ運次第で高い勝率と利益を期待できる機会があります。それがIPOです。

IPOとは

IPOとはInitial Public Offeringの略で、直訳すると「最初に公開される売り物」、わかりやすくいうと「新規公開株式」です。

これは未上場だった企業が株式を新規に上場することです。

上場する企業は新興企業に限られず、近年ではSGホールディングス(佐川急便)や九州旅客鉄道といった大企業もたまに見られます。

IPOは大きな利益が見込める機会

IPOの魅力は勝率の高さと利益の大きさにあります。

大まかにいうと、投資家はIPOを公募価格(=取引所での売買前に投資家が買う価格)で手に入れることができれば、その初値(=上場して最初につく価格)は公募価格を上回りやすいので利益を安定的に獲得しやすいのです。

初値が公募価格を上回りやすい理由としては次のとおりです。

  • 公募価格の時点で割安であることが多い
  • ご祝儀相場(IPOはめでたいから買いが集まりやすい)
  • 初値が公募価格を上回るという現象が定着した(IPOと聞いただけで反射的に飛びつく人が多い

IPOに買い注文が殺到した場合、初値がつくのは数日後になる場合もあります。

その勝率は近年では8割近くで利益額自体も高めです(1割ちょっとは負けます)。

むろん、個人投資家は初値で売ることが義務付けられているわけではなく、上場後数日で数十%も上昇する銘柄もなかにはあります。

投資家の中には初値から間もない銘柄ばかりを追う人もいるよ。つまり、上場直後のセカンダリーマーケットだ。話題のIPOは上場直後も元気のいい値動きをしがちだから、そこを順張りで狙うというのも有力なやり方の一つ。

IPOは割のいい宝くじ?

IPOの最大の難点は公募価格で手に入れるには抽選に当選することが必要な点です。

IPOは勝率の高さと利益額の大きさに定評があるので、人気IPOの当選確率はかなり低いといわれています。

しかし多くの場合、抽選への参加なら購入資金が拘束されるくらいの負担しかないので参加自体は気軽なものです。

宝くじに当選したいのなら有料のくじを多く購入する必要がありますが、IPOに当選する近道は証券口座を数多く開設して抽選機会を増やすだけです。

IPOはちょっとした手間はかかるものの期待値は高いのです。

家族を総動員してIPOにのぞむのもいいね。
家族を動員するのはいいんだけど、投資はあくまで本人の意思と資金にもとづいて行われなければならない。家族間であっても勝手に名義を借りて投資すると「借名取引」といって処罰されるよ。注意してね。

なおIPOで当選確率が低い場合というのは、人気が高い割に発行数が少ない銘柄について主幹事証券以外の証券会社から申し込むことです。

これだと当選確率は1社につき数百倍以上ともいわれています。

このパターンは複数申し込んでもそう簡単に当たらないから、ハズレてもガッカリする必要はないよ

逆に発行数が多い大企業のIPOについて主幹事証券から申し込むと1社につき数倍といわれています。

このレベルなら当選は難しくありません。

証券会社によってIPOの扱いは異なる

IPOをめぐる事情は証券会社によって大きく異なります。

まずIPOの年間取扱本数が多いのは近年ではSBI証券、SMBC日興証券、野村證券、マネックス証券、大和証券、みずほ証券、岩井コスモ証券「ネット取引」です。

ネット証券にしても総合証券にしても大手が強い傾向があります。

IPOにおいては幹事を務める証券会社がおり(=幹事証券・主幹事証券)、これは大手に任されやすいからです。

幹事は有価証券の発行や売り出し、証券取引所の審査への対応、上場を導く指導・調整などを担います。企業が上場するときには証券会社のサポートが必要なのです。

またIPO1本をとっても有力な証券会社は全体の引受株式数の数十%も引き受ける一方で、マイナー証券の引受数はわずか数%に止まります。

抽選についてはネット証券は平等に抽選する傾向がありますが、対面(店舗)証券は上客に優先的に配分するともいわれています。

対面証券は通常取引の手数料が高いけど、上客として貴重なIPOを優先的に手に入れられる人ならば有用かもね。
具体的な過程

次にIPOを手に入れるまでの過程についてです。

  1. 取り扱う証券会社を調べる
  2. 目論見書や期待度を調べる
  3. ブックビルディング期間に申し込みを入れる
  4. 抽選に当選して購入意思があるのであれば手続きを行う

まず希望のIPOについてウェブ検索で取扱がある証券会社を調べます。

そこに口座をもっているのなら所定の方法で申し込むわけですが、そこに口座をもっていない場合、口座を開設する必要があります。

多くの証券会社では口座開設には数日かかるよ。
NISA口座だと2週間以上はかかるから気をつけてね。

次は飛ばすこともできますが、そのIPOの目論見書を見ます。目論見書とは有価証券の売り出しに際して示される投資家向けの案内書です。

それに加えてウェブ検索やSNSなどでそのIPOの期待度や初値を大まかに検索します。

このあたりでそのIPOの期待度が低いようだったら申し込みを辞退してもよいでしょう。

IPOへの参加にはそれなりの資金が必要。それだけに大物IPOが出るときには投資家は資金捻出のために他の銘柄で大規模な換金売りをする場合も。

次に申込期間(ブックビルディング期間・需要申告期間)に申し込みを入れて、その期間終了後に抽選結果を確認します。

抽選に当選して買う意思があるのなら、期限内に手続きを行って買い付けて初値がつくのを待つという形です。どこで売るかは購入者の自由です。

なお多くの証券会社においては口座さえ開設していれば、IPOの抽選申し込みと買付時の手数料は無料で、売却時は所定の手数料がかかるというパターンが多いです。

IPOにおいて購入資金が拘束されるタイミングは、抽選申込時、抽選時、当選時、そして当選後の購入申込期間のいずれかです。

証券会社によって資金の拘束タイミングは異なります。もちろん抽選にハズレたら資金は返ってきます。

なおIPOに当選したのに購入を辞退すると、ペナルティが課せられる証券会社もあります。

ペナルティとは、次回のIPO抽選が不利になるとか、IPOに一定期間申し込めなくなるといった具合です。

ロックアップという取引制限

さて、株式は取引時間内なら自由なタイミングで売買できるのが基本です。しかし、その例外としてIPOではロックアップという取引制限があります。

これは、IPO企業の社長・幹部や、そこに出資しているベンチャーキャピタルといったインサイダー系の大株主は、新規公開株を一定条件が満たされるまでは売ってはいけないという制度です。

上場間もない時期にインサイダー系の大株主が大量に売却すると株価が大きく下落してしまったり、その会社の将来・信頼が疑われますから一定の制限を設けているのです。

ベンチャーキャピタルとは、未上場の有望なベンチャー企業に投資し大きく成長させることで利益の獲得を目論むファンド・企業をいうよ。