証券会社の公平な選び方【手数料以外にも注目】】

株主優待の基本と日本企業の優待文化をわかりやすく解説

優待 資産形成法
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日本人の贈り物文化は企業にも浸透している

人は自分の可能性や成果を他人から認められたら喜ぶものです。

会社も人がたくさん集まってできあがった組織ですから、自社の可能性や成果をもとに自社の株を買ってくれた人には感謝の念を示します。

とくに日本社会にはお中元・お歳暮という文化もあるように、贈り物をもって感謝の念を示す習慣が定着しています。

そこで株式会社は配当とは別に株主に贈り物を出す場合があります。これが株主優待です。

普段の株式の売買は画面に数字が映し出されるばかりでいまいち実感が湧きませんが、株主優待は食べ物や割引チケットといった実物がもらえるので株式の所有感が湧いてくるというものです。

日本の上場企業約3700社中、株主優待制度をもうけているのは1000社くらい。

株主優待をもらうには

権利確定

株主優待をもらうには配当と同じように、株主優待を出す方針の銘柄を権利確定日(配当や優待の権利が確定する日)と呼ばれる日の3営業日前にあたる権利付最終日までに買って持ち越す必要があります。

権利付最終日のPTS・夜間取引で買い付けても株主の権利(配当、株主優待、議決権など)は得られません。夜間取引は翌日昼と同じ扱いになります。

配当や優待が魅力的だと他の投資家もこぞって買うため、権利付最終日前の株価はやや上がりやすいです。

しかしというか当然というべきか、権利が確定した後は(実質的には権利落ち日)株価が下がりやすいです。

そのため投資家の中には権利確定前の上昇だけを狙って権利付最終日を持ち越さない人もいます。

配当や優待の回数は1年につき2回の企業が多いですが、中には1回や4回の企業もあります。

総合的に考えよう

株主優待は基本的に業績が安定している場合に配られるものですから、業績が悪化するとそれに伴って優待も改悪されたり廃止されます。

ですから、継続的な優待を望むなら業績の安定や増収増益が見込める企業に投資すべきです。

業績が下がってきているにもかかわらず高配当・優待付きである銘柄は、近い時期の改悪が予想されますので注意しましょう(維持される場合もあり)。

また業績の割に株主への配当と優待に手厚すぎると、会社の業績拡大のための資金が手薄くなるという場合もありえます。

株主優待は、業績、配当、株価、将来性などを総合的に考慮したうえで狙うべきです。

株主の目的は利益だから、配当や優待にのみこだわらずトータルで大きな利益が見込める道を進もう。

投資家には自社の消費者であってほしい?

一般に小売業や食品メーカーは株主優待が充実しています。

たとえば、イオン、ビックカメラ、すかいらーく、日清食品といったおなじみの面々です。

それらの企業は個人投資家に長きにわたる自社の顧客(消費者)であってほしいのでしょう。

中には長い間保有していると優待ランクが上がる企業があるほどです。

株主優待品を現金換算すると配当利回りは今まで違って見えるよ。とくに金券類は現金にとても近い性質がある。

その優待銘柄は株価も期待できるか

筆者は、優待品や株価の動きに魅力が感じられる場合に優待銘柄を買います。

その一例が8591オリックスです。オリックスの優待は長期保有優遇ありのカタログギフトと株主カードです。

株価も考慮

オリックスの優待は加工食肉や和菓子といった生鮮系の品(百貨店で扱っているような品)が送られてきますので、ややレア感があります。

株主カードについてもオリックス系の施設やレンタカーなどをご利用になる方であれば、お得感があります。

そのうえオリックスは業績が堅調であり、2019年の株価はおよそ1500円~1700円の範囲で動いています。

上値は追いにくいものの、高めの配当と魅力的な優待があるためか下値は割と堅いようです。

筆者が注目する業績も期待できそうな優待銘柄(2019年11月現在)

証券コードと企業名 優待品 必要な最低株式数
3549 クスリのアオキホールディングス 株主優待カード(5%割引)と地方名産品 100株から
2874 ヨコレイ サーモン詰め合わせ 1000株以上
(3000株以上ではホタテ・イクラセット)
3139 ラクトジャパン QUOカード1000円分 100株から
9277 総合メディカルホールディングス 自社グループ商品 100株から
8439 東京センチュリー QUOカード2000円分~ 100株から
2801 キッコーマン 自社グループ商品1000円分~ 100株から
オリエンタルランドはまだ成長するか

その他に優待がもらえるうえに業績と株価が堅調である銘柄といえば4661オリエンタルランドです。

東日本震災後の株価は堅調に推移してきました。

昨今のTDRは混雑があまりにも常態化しているので、入場料を上げて客単価を上げる一方で客数を減らしても混雑が緩和されるからあまり問題ないといわれるほどです。

またオリエンタルランドは現状の高収益に満足することなくさらなる成長を求めて積極的に設備投資しています。

もしかしたら、今後も優待がもらえつつ株価も上がるという展開が続くのかもしれません。

※今後の株価は堅調とは限りません。投資は自己責任で行ってください。

※優待の内容についても今後変わるかもしれません。