集中投資か分散投資か

卵は一つのカゴに入れるなという投資の格言

卵は一つのカゴに入れるな

投資の世界には「卵は一つのカゴに入れるな」という格言があります。投資の運用資産を分散させず一つに集中させると、それが落下したときに大きな損害になりますから、投資は特定箇所に集中させず分散させた方がよいということです。

たとえば1000万円を10銘柄にバランスよく投資している人はそのうちの一つが暴落しても大損になりませんが、1000万円を1か所に集中させているとそれが暴落したときに大損になることは明らかです。

分散投資はリスクの分散

要するに、分散投資は投資リスクを分散させているのです。たとえ集中投資をしたくなる優れた銘柄が発見できたとしても、それは突然現れた(だれも予想できなかった)悪材料によって暴落するかもしれません。

人間は未来をまともに予知できないのですから、それに応じてリスクを分散させることは妥当な考え方に見えます。

集中投資は大きなリスクをとること

しかし、分散投資は利益を大きく得ることには向きません。さきほどの1000万円の例でいうと、逆にその銘柄が暴騰した場合、そこに集中投資をしていた方が大きな利益をあげられるのは明らかだからです。

以上を踏まえると、分散投資と集中投資、どちらをとればよいのでしょうか。一般論としては若い人や運用資産が大きくない人には集中投資が向いているといわれています。逆に高齢者や資産家は分散投資の方が望ましいです。

若くて元手が少ない人には集中投資が向いている?

たとえば運用資産が100万円の若者が大損したとしても、若くて100万円前後の損失なら、これからの労働収入で十分挽回ができるでしょう。

集中投資か分散投資か

 

若いうちから投資経験をつけておいた方が
あとあと役立つかもね!

それに100万円の資産を分散投資することは株式投資の世界では資金効率が悪いです。さらに独身であれば家族に配慮する必要もありません。

高齢の資産家には分散投資や高配当銘柄が向いている?

逆に高齢の資産家はその時点で大きな資産を築いているのですから、これから無理をして大きなリスクをとる必要はないでしょう。こういう方は堅実な分散投資や高配当銘柄への投資だけで十分に暮らせるはずです。

一般的に高配当銘柄の株価は上がりにくく、そして下がりにくい傾向があります。要するに低リスクなのです(それでもリスクゼロではない)。
極端な集中投資は危険

運用資金の少ない若者には集中投資が向いていますが、それでも極端な集中は危険だと筆者は考えます。たとえば100万円を10銘柄に投じる配分は行き過ぎた分散ですが、全財産100万円を1銘柄すべてに投じるというのも行き過ぎた集中です。

投資はご自身の状態や目標、そして地合いを総合的に判断して分散と集中のバランスを上手く使い分けるべきではないでしょうか。


トップへ戻る